電通は12月12日、ロシアに子会社「電通スマート」を設立したと発表した。急速な成長が見込まれるロシアに独自の営業拠点を設置し、日系企業をはじめとするクライアントの広告活動を支援するという。
まず電通がオランダ・アムステルダムに持株会社の電通スマート・ホールディングス(DSH)を、ロシア最大のメディアセールス会社であるビデオ・インターナショナル社長のアレクサンダー・ロマノフ氏、ロシアで電通のパートナーを務めるアレクサンダー・ミトロシェンコフ氏と共同で設立。電通スマートには電通が51%、DSHが残りを出資する。
電通スマートの本社はモスクワで、2009年1月1日より営業活動を開始する。CEOにはロマノフ氏が就任する。
調査機関であるゼニス・オプティメディアの発表によれば、ロシアの広告市場は、2007年の89億5700万ドル(世界13位)から、2010年には161億1000万ドル(世界6位)へと躍進することが見込まれているという。
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