マカフィーは9月11日、2008年8月のネットワーク脅威の状況を発表した。これは、「McAfee Managed Total Protection」のデータセンターで把握している情報をもとにトップ10を算出したもの。発表によると、ウイルスでは全体的な傾向に大きな変化は見られず、相変わらずトロイの木馬とパスワードスティーラー系が多く見受けられたという。
トロイの木馬であるSpy-Agent.bwは、この期間に亜種がたくさん発見されている。亜種の中には就職サイトからデータを盗み出すものなどが見つかっているという。また、ウイルスをダウンロードするW32/Fujacks!htmも非常に多く検知されているとのことだ。
セキュリティパッチの重要性は引き続き高く、可能な限り早くパッチの適用をするとともに、メールなどから誘導される不審なサイトへのアクセスを制限するツールなどの適用が重要であるとしている。
企業におけるウイルス検知数の上位は、1位が「Generic!atr」(1136件)、2位が「Generic Malware.a!zip」(1106件)、3位が「Generic Downloader.bs」(1006件)となった。ウイルスを検知したマシン数では、1位が「Generic!atr」(3713台)、2位が「Generic Malware.a!zip」(3017台)、3位が「Generic Downloader.bs」(2128台)となっている。
ファイル数では、1位が「W32/Fujacks!htm」(87041)、2位が「PWS-Gamania.gen.a」(32339)、3位が「VBS/Pica.worm.gen」(27397)となった。PUP(不審なプログラム)では、企業における検知数は1位が「Generic PUP.d」(1500件)、2位が「Generic PUP.x」(771件)、3位が「Generic PUP.g」(606件)となった。マシン数では、1位が「Generic PUP.d」(2744台)、2位が「Generic PUP.x」(1331台)、3位が「Generic PUP.g」(892台)となっている。
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