ノートPCの売り上げが世界的な伸びを見せている。その中でも驚異的な成長を持続しているのが台湾のAcerだ。
市場調査会社のDisplaySearchが米国時間12月3日に発表したノートPC市場の四半期統計によると、第3四半期の3カ月間に市場は24%拡大し、過去1年間では42%の伸びを記録したという。
第3四半期の各社のシェアは、全世界で620万台のノートPCを出荷したHewlett-Pckard(HP)が変わらず首位。同社は、前年同期より72%多い台数を出荷している。2位はDellが死守したものの、HPだけでなくAcerにもシェアを奪われる結果となっている。
Dellは現在でも世界のノートPC市場で13.8%のシェアを維持しているが(首位はHPで21.4%)、後ろにAcerが迫ってきている(12.8%)。Acerと同社が先ごろ買収したGateway、Packard-Bell3社の合計シェアは16.2%で、HPに肉薄する。DisplaySearchでは、この点もDellにとり不安材料になっているとしている。
ノートPCメーカー10社のうち、東芝と富士通シーメンスを除く8社が市場全体の平均を上回る伸びを記録した。ソニーは出荷台数94%増の160万台、Asusが73%増の120万台、Lenovoが54%増の280万台、そしてAppleが36%増の140万台を記録するなど、第3四半期には上位クラス以外のメーカーも躍進した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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