下記図は、女性被験者Aの商品ページでの視線です。画像を注視し、その商品のイメージをしっかり確認していることが分かります。女性被験者3人とも「商品の選ぶ際に商品と同様にパッケージも重要視している」とコメントしていました。これは女性被験者ならではの特徴です。女性被験者Aは、最終的に「アニヴェルセル」(高級チョコレート店)の商品を選択しました。「ギフトなので上質なチョコレートを贈りたかった。アニヴェルセルのチョコレートは高級だと知っていた」というのが選んだ理由でした。
女性被験者の視線・行動をまとめると、
という傾向がうかがえます。女性は、ECサイトを訪れた際、すでにある程度具体的なイメージやこだわり(「特定のチョコレート店」「上質なもの」など)を持って、商品を閲覧しているものと思われます。そのため「イメージ」を伝えられる画像が必須です。ここで言うイメージとは、単なる商品画像という意味ではありません。女性は、商品のコンセプト(センスのよさ、高級感など)も含めて商品を閲覧するため、コンセプトをアピールし、イメージを掻き立てるような文言(例:Luxe、贅沢の意味)が重要となってくるのです。
男性被験者は、楽天トップページで一様にある行動を取りました。それは、「検索」です。動画2は、男性被験者Cの視線を追跡したものです。この被験者は、スイーツをプレゼントしようとし、検索窓に「洋菓子」と入力しました。女性被験者が、カテゴリ内の「スイーツ」をまず選んだこととは対照的です。
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