米Yahooが、Facebookの広告戦略本からページを抜き取ろうとしているようだ。
カリフォルニア州サニーベールに拠点を置くYahooは、自社のモバイルサービス上でユーザーの端末にサードパーティー開発者のアプリをダウンロードするよう促す広告をテスト中だ。これは、Facebookのアプリインストール広告で使われているのと同じアイデアであり、Facebookではアプリインストール広告がコンテンツフィードに表示される。
Yahooの広報担当者は米CNETに対し、「われわれは、広告主から成る初期グループと協力して、インストリーム広告の機会をテストしているところだ。初期グループの広告主は、モバイルアプリを提供するとともに、Yahooのモバイルアプリやサイト上で、ユーザーと直接つながりたいと考えている。こうしたネイティブ広告の目的は、各ブランドに対してモバイルアプリのダウンロードの促進を支援することにある。これらのテスト広告は、『iOS』や『Android』搭載端末上で動作するインストリーム広告として、当社のサービス全体で表示され始める予定だ」と述べている。このテスト広告については、AdAgeが最初に報じた。
Facebookが広告分野で得た成功をYahooが同じように手に入れようとしていることは、理にかなっている。調査会社eMarketerによると、Yahooは2013年の米国におけるデジタル広告売上高でGoogleに次ぐ第2位の座を失った。代わって初の2位につけたのは、ほかでもないFacebookだったという。
Facebookは最新の四半期において、広告収入の半分以上がモバイルからの売り上げであったと発表した。一方で、Yahooの最高経営責任者(CEO)であるMarissa Mayer氏は、同四半期におけるモバイル収入は「大きな成果を上げていない」と述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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