ここでいうインターネットとは手段であると私は考えています。写真や文章、人との交流、ビデオがある点や、書籍「きみならどうする?」シリーズのような、文字通りなにが起こるか分からない部分がたくさんあったという点では「MySpace」のような要素がたくさん盛り込まれていましたね。しかし、ここで重要なことは、インターネットを越えた実体のある試みだったということです。インターネットはコミュニケーションの手段でした。インターネット上で何かを成し遂げようというプロジェクトはいくらでもあり、Diggなどのサービスを通じて爆発的に広がっています。
しかし、この試みを通じて8歳から88歳の人と交流をもてたのは、わたしが彼らと実際に会いに行ったからです。交換に応じてくれた人たちとはもう友達です。交換に応じてくれた人とは握手を交わしました。もちろんAlice Cooperさんとも。実際に、このやり取りが人同士の絆を深めたのだと思います。これはコンピュータ上だけではできないことです。
多くの人が私のアイデアを真似て、青いペーパークリップや黄色いペーパークリップの写真をウェブサイトに掲載し、誰かが、自分に何かを提供してくれるのをただひたすら待っています。多くの人が、アイデアを売り込まなければならないということに気付いていません。実際に交換してくれる人の玄関口まで赴き、握手を交わさなければなりません。ウェブ上だけで練った計画と成功する計画との分かれ道はここにあると私は思います。
「Writely」(ウェブベースのワードプロセッサ)のアカウントを取得しました。もし、この試みを始めた当初からWritelyを利用できていれば、アイデアをいろいろな人と共有することができ、もっと容易にことが運んでいたでしょう。
そうですね。偶然起きた出来事でした。一軒家との交換の申し出が7月6日にあり、7日にはキプリングへ向かうことができました。しかし、キプリング往き航空チケットの価格は12日が最安値でした。そういったわけでことがうまく進んだわけです。せっかくのチャンスなので私は12日を狙いましたし、実現できるよう調整すると述べてきました。そして準備は整って、いま私はキプリングにいます。
勤労感謝の日(9月の第1月曜日)の連休をかけて、「American Idol」のようなオーディション形式のイベントを実施する予定です。世界中の誰でも、労働者の日にキプリングへ来れば参加することができます。労働者の日に、私は引っ越し祝いのパーティを開く予定です。サスカチェワン州で過去最大の引っ越し祝いパーティにする予定です。さらにCorbin Bernsenさんも出席してくれる予定です。Bernsenさんは審査員としてオーディションに参加します、そして噂で聞いたところでは、同氏はもう2〜3の役をこなす可能性もあるらしいです。Bernsen氏はキプリングで最大10の役割を引き受ける可能性があるとも聞いています。ですから、これはキプリングにしてもいい呼び物になるでしょうし、(映画出演権と)交換するものを持ち合わせていなくて物々交換には参加できなかったけれど、映画には本気で出演したいのだという人にとっては良いチャンスになると思います。
とてもクールなことだと思います。文字通り赤いペーパークリップを地図に載せるのです。実際に宇宙から確認できてGoogle Earthでも判別できるくらい巨大なものが作られるよう願っています。巨大ペーパークリップは、今から1年後の2007年7月12日に披露される予定です。
もちろん。タイトルは「One Red Paper Clip」です。
いろんなものに興味があります。映画やテレビ放送権などについて団体の方々と交渉しているとだけ言っておきます。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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