フジテレビジョンは3月26日、4月4~5日に放送される「全日本選抜柔道体重別選手権 2015」において、4K中継に本格的に取り組むと発表した。9台の4Kカメラを使用する。
フジテレビスポーツ局では、リオ、平昌、東京と3回開催されるオリンピックを契機に、4Kは普及を目指す技術であると認識。リオ五輪中継を見据えて今から4K中継の制作能力を高めておく必要があるとしている。
福岡で開催される本大会の中継体制は、4K中継車を東京から手配し、9台の4Kカメラを使い試合を中継。現地で4K画質での収録を実施しながら、同時に中継車から2Kにダウンコンバートされた中継映像が地上波とBS放送用に、東京の台場に伝送されるとのこと。収録から伝送、放送にいたるまですべてが初めての試みになるとしている。
4K中継には「スローカメラがない」「文字スーパーを載せる4K対応のシステムがない」など、支障も多い。フジテレビでは今回の中継を、実際に中継を実施することによって気付くことができる「4Kの課題」を技術と製作陣が一緒になって克服していく闘いと位置づけているとのこと。
全日本選抜柔道体重別選手権 2015は、地上波、BSフジでの放送後、4K試験放送の「Channel 4K」でも放送する予定だ。
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