NECパーソナルコンピュータから、ウルトラブックとして「LaVie Z」が登場した。当初は重量が999g以下と発表されていたもので、それよりもさらに124g削ってきた。最近は少なくなった軽さを第一にアピールするノートPC。さっそく試作機を試してみた。
LaVie Zは、インテルのウルトラブックに準拠したノートPCで、液晶サイズは13.3型で解像度は1600×900ドット、重さは前述のとおり875g。CPUはインテル Core i5-3317UまたはCore i7-3517Uを搭載、4Gバイトメモリ、128Gバイトまたは256GバイトのSSDを搭載する。
チップセットも最新世代のインテルのチップセットモバイルインテルUM77チップセットを採用するため、本体にはUSB 3.0ポートを1つ搭載している。また、無線LANは5GHz帯にも対応するIEEE 802.11a/b/g/n準拠。Bluetooth 4.0にも対応する。
本体サイズは幅313mm×奥行き209mm×高さ14.9mm。液晶の周囲も薄縁で、画面サイズにしてはコンパクトな印象を受ける。
また、ウルトラブックはもともと省電力なCPUを搭載しているが、NECパーソナルコンピュータの他のPCと同様、電気消費量を自ら確認できる機能や、発電所の供給量を見ながらピークシフトをする「でんき予報連動ピークシフト」といった節電機能を搭載するなど、省電力機能も充実している。
LaVie Zに触った印象は、とにかく軽いということのひとことに尽きる。新開発で軽いマグネシウム・リチウム合金を底面に採用し、触った際にひんやりとした印象もなく、ガチガチの剛性感もない。金属的な質感をあまり感じないため、余計に軽く感じるところもある。
底面以外は液晶側の天板やキーボード面にマグネシウム合金を採用、キーボード面はキーボードと一体化することで薄型と軽量化を実現している。一般的なノートPCは液晶モジュールと液晶側のボディは別々だが、ボディと液晶周りを一体化したことで、軽量化と薄型をさらに進めた。その結果、薄さは14.9mmとなっている。
ボディ形状は直線的な中にも、コーナーに丸みを持たせ、ソフトな印象を受ける。同時にカバンへの収納の際も、ひっかかりはなさそうだ。
本体の薄型化とともに重要なACアダプタも、薄さ18.5mmを実現、せっかくの薄い本体のモビリティ性能を損なわないものとなっている。
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