ヘッドホンにおける2011年のトレンドを見てみると、海外製品の台頭や重低音モデルの人気、iPod/iPhone専用モデルの増加など、市場はますます盛り上がりを見せている。
そうした中さまざまな音響機器を開発、販売している、オーディオや楽器の老舗メーカーであるヤマハがヘッドホンを発売した。キーボードなど電子楽器のオプションとしてのヘッドホンは長らく存在していたが、ヘッドホン単体で発売するのは実に20数年ぶり。イヤホンに限っては今回初となる。
気になるそのヘッドホンは、オープンエア型の「HPH-200」とカナル型イヤホン「EPH-100」の2モデルだ。ともにオープン価格で、EPH-100はヤマハのオンラインサイト「Yダイレクト」のみの限定販売になっている。
ヤマハでは、日本に先駆け米国で4月に初のカナル型イヤホンを3モデル投入している。今回日本で発売するEPH-100は、これらの上位機種にあたる国内初モデルということで気になっている人も多いことだろう。ここでは、そのカナル型イヤホンEPH-100を詳しく見ていく。
さまざまな言語が記載され、海外にも展開されるパッケージは極めてシンプル。開封すると、5種類の2ステージイヤピース(Mサイズが本体に装着済み)、2mの延長ケーブル、口径6.3mm変換プラグ、それらをまとめて収納できるポーチが同梱されている。
付属の2ステージイヤピースとは、いわゆるフランジ形状が2つあるものだ。高い遮音性だけでなく、柔軟性にも優れることから、しっかり耳にフィットして高音質を耳へと伝えることができる。また延長ケーブルと変換プラグは、ポータブル機器などでの使用だけでなくモニタ用や楽器用としての利用シーンも想定したもの。本製品の音質への自信の表れとも受け取れる。
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