トムス、バルコム、広島マツダ、マツダの4社は8月30日、アジア圏随一の“モビリティ・エンターテイメントの聖地”をコンセプトとする「ひろしまモビリティワールド」の事業ビジョンと、共同準備室の設置に合意したと発表した。
事業ビジョンでは、かなえたいこととして、「誰一人例外なく、そして分け隔てなく、モビリティ体験に夢中になることを通じて、『人との繋がり』と『人生の可能性』を拡げること。」を策定。
さらに、(1)誰もが熱狂できるテーマパークを創ります。(2)誰もが制約なくチャレンジできる環境を提供します。(3)革新的なモビリティバレーを創ります。の3項目を宣言。ALL HIROSHIMAが世界とともに3項目を実現し、世界に誇れる場にするとしている。
共同準備室は、「ひろしまモビリティワールド共同準備室」を名称として、トムス、バルコム、広島マツダ、マツダの4社で構成。そのほか瀬戸内海汽船、広島国際空港、広島大学、広島電鉄などが推進応援団として参画する。
また、仮となっていた事業名称も発表。モビリティの価値を世界に向けて発信、世界に誇れる場にしていくことを願い、「ひろしまモビリティワールド」に決定したという。
1月13日、広島県が実施した「現広島FMP開発事業用地の利活用に係る事業提案募集」において、レーシングチーム運営などを営むトムスを代表法人とする「ひろしまモビリティゲート(名称仮)アジア圏随一の“モビリティ・エンターテイメントの聖地”」が採択。広島市西区の商業施設「広島マリーナホップ」終了後に広島FMP(フェスティバル・マーケット・プレイス)開発事業用地を活用する提案事業を具現化すべく、方策を協議、検討しているという。
同事業では、屋内でのEVカートレースや球体スクリーンによるVRコンテンツ、フォーミュラーカレッジといったモビリティを中心とした体験の提供のほか、カーディーラーや飲食などのテナント導入、アウトドアアクティビティで活用できる緑地の設置などを提案。また、野外イベントの実施などにより、新たな観光名所として国内外から観光客などを呼び込むとともに、MaaSや次世代モビリティの実証実験など、最先端のモビリティ研究にも活用予定だ。
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