動画配信サービスのNetflixは、新しい広告付きサブスクリプションプランの月額料金を、7~9ドル(約960〜1240円)にすることを検討していると報じられている。広告なしのプランは月額15.49ドル(約2100円)のため、そのおよそ半額ということになる。
初めての広告導入に向けて準備を進めるNetflixは、価格を重視する視聴者の取り込みと不快にならない視聴体験の提供の間で適切なバランスをとるべく慎重に取り組んでいると、Bloombergは米国時間8月26日に報じた。
Bloombergは、Netflixの計画をよく知る匿名情報筋らの話として、同社はこの新しいプランにおいて、1時間あたり約4分間の広告枠を販売し、広告は一部の番組の前や途中に表示するが、番組の後には表示しない予定だと報じている。
広告は子供向け番組の途中では表示されないと、Bloombergが以前報じているほか、加入者はコンテンツをダウンロードしてオフラインで視聴することはできないとも報じられている。
今回の報道によると、Netflixの新しい広告付きプランは、2022年9~12月の間に少なくとも6つの市場で提供開始され、全面的な提供開始は2023年初頭になる見込みだという。ただし、計画は変わる可能性がある。
Netflixが4月、過去10年で初めて加入者数が減少したことを報告したとき、共同最高経営責任者(CEO)のReed Hastings氏は、何年間も広告に関心を示してこなかったこれまでの姿勢を覆し、低価格の広告付きプランを検討していることを明らかにした。同社は2023年に、パスワード共有に対する課金を開始することも計画している。
競合配信サービスの「Hulu」や「Disney+」も、新しい広告付きプランの導入を最近発表している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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