学情は8月18日、「リモートワーク」や「出社」などの働き方について調査したアンケート結果を公表した。調査対象は20代の転職活動中の社会人で、「Re就活」のサイト来訪者247人。
コロナ禍で「働く場所」や「勤務スタイル」に注目が集まっていることから、20代の社会人が「リモートワーク」や「出社」などの働き方をどのように捉えているのかを調査する目的で実施したものという。
転職活動において、「フルリモート」や「居住地自由」の企業は志望度が上がるとの回答が74.9%あったという。「転勤がなく人生設計を立てやすい」「居住地自由だと、ライフステージに合わせて柔軟に働けると思う」「地方に住んでいるので、地方在住のままで首都圏の企業で働くことができたら嬉しい」などの声が寄せられた。
また、転職活動で、「出社の機会がある」企業は「志望度が上がる」と回答した人も48.6%いたという。動機について「リモートワークも取り入れたいものの、出社して対面で話すからこそ社内の信頼関係を築くことができると思う」「出社して、社員同士で顔を合わせる機会があるほうが、会社の一員であると実感できると思う」などの意見があった。
一方、「出社の機会は必要だと思うものの、何のために出社するのかの目的が明確でないと、出社の効果を得にくいと思う」との声や、出社の機会がある企業は志望度が下がると回答した人も6.1%いることから、フルリモートを望む人も一定数居るということを示す結果ともなった。
「バーチャルオフィスにアバターが出社する環境があったら利用してみたいですか?」との設問では、59.5%が利用してみたいと回答したという。「最先端の技術を体験してみたい」「新しい働き方も取り入れてみたい」といった意見があるが、「アバター同士でのコミュニケーションでも、対面でのコミュニケーションの代替にはならないと思う」というリアルでのコミュニケーションを重視する声もあったという。
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