Googleは米国時間8月15日、同社モバイルOSの次期メジャーアップデートである「Android 13」を、「Pixel」スマートフォン向けに提供開始したことを発表した。これに伴い、Android 13を「Android Open Source Project」で公開した。同OSは、2月に開発者、4月にパブリックベータテスターを対象に公開されていた。
Pixel以外のスマートフォンへの展開は、同社のハードウェアパートナーが行う。パートナーには、サムスン、ASUS、HMD、iQOO、Motorola、OnePlus、OPPO、Realme、シャープ、ソニー、Tecno、Vivo、シャオミ(小米科技)などがある。
Android 13によって、複数の主要な改善や変更がもたらされる。このアップデートをインストールした後に気づくであろう特に顕著な変更点は「Material You」で、テーマのカスタマイズ機能が拡張され、サードパーティーアプリのアイコンにもテーマを適用できるようになっている。
セキュリティ上の改善点もいくつか追加されている。例えば、アプリがアクセスできる写真と動画が、すべて許可またはすべて禁止の二択ではなく、選択可能になっている。クリップボードでは機密情報が一定期間後に自動的に消去され、最近コピーした重要な情報がアプリによって盗み取られないようになっている。また、アプリは、事前に許可を求めなければ、端末に通知を送信できないようになっている。
さらに空間オーディオが正式にサポートされたほか、2カ国語以上を使用するユーザーは特定のアプリで使う言語を設定できるようになった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」