Apple共同創業者の故Steve Jobs氏がかつて所有していた初代「Apple-1」の試作機が、オークションに出品されている。ボストンのオークションハウスRR Auctionの商品説明によると、Appleの歴史の中でも希少なこの製品は、もう1人の共同創業者であるSteve Wozniak氏が手作業ではんだ付けしたものらしい。
これはJobs氏が1976年に、カリフォルニア州マウンテンビューにあるThe Byte Shopの店主であるPaul Terrell氏に売り込むために使ったものとされている。この売り込みは、Apple初の大型注文につながり、Terrell氏は50台のApple-1コンピューターを購入し、1台666.66ドルで販売したと、商品説明には記載されている。
この回路基板は、Terrell氏が1976年に撮影したポラロイド写真と照合済みで、2022年にApple-1専門家のCorey Cohen氏によって、本物であると鑑定されたという。試作機には13ページに及ぶCohen氏の鑑定書が添えられており、落札額は50万ドル(約6800万円)以上になると、RR Auctionは予想している。
「2人の思いがけないヒーローが帝国の基礎を築いたとして、今や米国ビジネスの伝説に織り込まれた場所である『Apple Garage』の資産として、長年にわたって保管されていたこのApple-1試作機ほど希少で、初期のもの、または歴史的とみなされるApple製品はほとんどない」と、RR Auctionの商品説明には書かれている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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