VAIOは6月28日、「VAIO Pro」シリーズとして法人向けに展開するラインアップの「VAIO Pro PJ」「VAIO Pro PG」「VAIO Pro PK」「VAIO Pro PH」の4機種において、最新の第12世代インテル Core プロセッサーを搭載する新モデルを発表した。
新モデルでは、高性能コアであるパフォーマンスコア(P-core)と、消費電力あたりの処理効率に優れた高効率コアであるエフィシエントコア(E-core)を組み合わせた第12世代インテル Coreプロセッサーを搭載。中でもVAIO Pro PGのCPUパフォーマンスは、前モデル比で最大約205%と圧倒的に進化している。
また、VAIO Pro PJ、VAIO Pro PK、VAIO Pro PHの3モデルでは、6GHz帯の広域帯を利用する最新規格「Wi-Fi 6E」に対応し、低遅延・高速・大容量の通信を実現した。
Web会議でのカメラ映りを最適化する機能が追加され(Full HDカメラ選択時)、アプリごとの機能に依存することなく、「VAIOの設定」から一貫した設定に対応。
撮影支援機能として、顔が最適な大きさで中央に位置するようにフレーミングする「自動フレーミング」、背景をぼかしてプライバシーや機密を保護する「背景ぼかし」、自動的に露出を制御して顔の明るさを調整する「顔優先AE機能」、蛍光灯のちらつきや逆光を自動調整する「ちらつき低減・逆光補正調節機能」などの機能を搭載する。
デザイン面では、画面の狭額化を最大限実現し、タッチパッドサイズが前モデルと比較して約45%面積が大きくなっている。キートップは、VAIO Pro PJとVAIO Pro PKとで共通化。キーストロークも、約1.5mmで心地よい打鍵感を実現しているという。
液晶ディスプレイは、商談時に便利な180度開く仕様。騒音などの環境ノイズだけを除去するAIノイズキャンセリング機能やUSB4&Thunderbolt 4端子を搭載する。
電源ボタン一体型指紋センサーを搭載しており、2つの生体認証方式(指紋・顔)と人感センサーとを組み合わせることで、ユーザーを煩わせることなく強固なセキュリティーを実現する「VAIO User Sensing」にも対応。
また、65W出力のUSB Type-C標準ACアダプター(VJ8PD65W2)を同梱する。
モビリティ重視する人向けの12.5型ワイドモバイルVAIO Pro PJは、最軽量構成時で、重量約891gの軽量を実現。フルサイズキーボードを搭載する。カラーバリエーションは、ファインホワイト、アーバンブロンズ、ファインブラック、ブライトシルバーの4色を用意する。
トータルバランスを重視する人向けの13.3型ワイド モバイルVAIO Pro PGは、2021年10月に一新されたVAIO Pro PJ、VAIO Pro PKのデザインを継承。よりトータルバランスに優れたモデルへと刷新している。最軽量構成時の重量は約1.049kgで、カラーバリエーションはブラックとシルバーの2色を展開する。
大画面での作業効率を重視する人向けの14.0型ワイド モバイルVAIO Pro PKは、高精細な4K解像度(3840×2160dpi)ディスプレイまたは、タッチパネルディスプレイが選択可能。
最軽量構成時の重量は約1.038kgで、ファインホワイト、アーバンブロンズ、ファインブラック、ブライトシルバーの4色をラインアップする。
デスクトップ級の性能を重視する人向けの15.6 型ワイド オールインワンモデルVAIO Pro PHは、光学ドライブやテンキーを搭載。ディスプレイには、高精細な4K液晶が選択可能。カラーバリエーションは、ブラック、シルバー、ホワイトの3色を用意する。加えて、法人向けのソリューションも拡充する。充電回数・使用期間により少しずつ充電能力が低下したバッテリーを、新品バッテリーパックへ交換する「バッテリー交換サービス」のほか、キートップの汚れやテカリ、入力感度が劣化した部品を新品にリペアする「キーボード交換サービス」。天板やパームレストなどの、汚れやテカリ、傷、日焼けで劣化した外装を新品にリペアする「外装交換サービス」を用意。
データ消去サービスとして、第三者機関(ADEC)による「データ適正消去実行証明書」の発行にも対応したデータ消去ソフトウェア「OneBe Wipe」を用意。また、不用PCの引き取りとあわせて、要望の消去方式にてデータ消去を行う「データ消去サービス(引き取り消去)」なども用意する。
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