JR東日本、羽田空港に「STATION BOOTH」を開業

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は6月21日、羽田空港第1ターミナル2F出発ロビー南ウイング内2カ所に、1名用個室ブース「STATION BOOTH」を7月1日より開業すると発表した。


 STATION BOOTHは、個室ブース型のシェアオフィス。仕事に必須であるデスク・Wi-Fi・電源などが整備されているほか、空調を完備するのが特徴。

 設置台数は、羽田空港第1ターミナル南ウイング中央が2台、第1ターミナル南ウイング8番ゲートが2台の計4台。

 利用対象は、「STATION WORK」の個人会員・法人会員。予約が入っていなければ、登録していない人でも利用可能。営業時間は、全日7時00分〜21時30分(年末年始や設備点検時などで休業する場合あり)。

 利用料金は、税込275円/15分。対応する決済方法は、クレジットカード・交通系ICカードなど。


 同社によると、出発ゲートエリア内に設置しているため、飛行機の搭乗直前まで完全個室のパーソナライズ空間でテレワークなどが可能だとしている。

 同社では、2019年8月にシェアオフィス事業「STATION WORK」を開業。「働く人の“1秒”を大切に」を事業コンセプトに多様な働き方をサポートしており、全国約510カ所にネットワークを有している。

 また、エキナカに限らないインフラ施設にも展開し、これまでも秋田空港への設置実績がある。秋田空港および、秋田空港内ラウンジ「ロイヤルスカイ」では、2021年秋に「STATION WORK」のサービスを展開しており、出張時のテレワークなどで多くの人が利用しているという。


 今後も鉄道と航空におけるサービスの融合を強化すべく、ニーズをみながら羽田空港内での設置拡大や、青森空港をはじめとしたさまざまなインフラ施設への展開も検討。

 さらに、WeWorkといったシェアオフィス事業やビジネスホテル・シティホテルとの提携といった各種アライアンスも強化する方針。2023年度の1,000カ所体制に向けて、今後もスピーディに拠点拡大を進めるとしている。


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