マネーフォワードクラウド、消費税申告機能を提供開始--インボイス制度に対応

　マネーフォワードは6月15日、クラウド型会計ソフト「マネーフォワード クラウド会計」と確定申告ソフト「マネーフォワード クラウド確定申告」で、消費税申告機能を提供開始すると発表した。企業向けのビジネスプラン、個人事業主向けのパーソナル、パーソナルプラスプランで利用できる。

消費税申告機能の画面イメージ

　2023年10月に導入される「インボイス制度」に対応するもので、連携した仕訳データをもとに自動で集計し、消費税申告書の作成を行う機能。消費税申告の経験がない人でも、手間を省いて消費税申告ができるという。申告書を確認できるプレビュー機能なども

　インボイス制度では、インボイスを受領した場合にのみ仕入税額控除が認められるため、取引先からインボイスの発行を求められるケースが発生すると考えられるが、インボイスの発行には、課税事業者および適格請求書発行事業者登録が必要となる。

　制度開始後も、基準期間の課税売上高が1000万円以下の事業者については、免税事業者として消費税の納税義務が免除される。しかし、免税事業者のままではインボイスを発行することができないため、課税事業者が免税事業者と積極的に取引をしなくなる可能性などもあるという。