CNET Japanの編集記者が気になる話題のトピックなどを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。主にゲームなどのエンターテインメント関連も取材している佐藤が担当。今回は、4月23日と24日に千葉県の幕張メッセ国際展示場にて行われたライブイベント「THE IDOLM@STER SHINY COLORS 4thLIVE 空は澄み、今を越えて。」の模様をお届けする。
これはバンダイナムコネクサスのゲームプラットフォーム「enza」などで展開している、バンダイナムコエンターテインメントの「アイドルマスター シャイニーカラーズ」(シャニマス)をテーマに、登場するアイドルの声を担当しているキャストによるライブイベント。この4thライブは、DAY2の4月24日がゲームサービス開始から4周年記念日にあたるため、アニバーサリーライブにもなっていた。
会場内では、新型コロナウイルスの影響と感染拡大防止、ならびに飛沫防止の観点から公演中の声援やコールは控える形となっており、集まった“プロデューサーさん”(※アイドルマスターシリーズのファンのこと)は、キャストのパフォーマンスやトークに対して、拍手を送ったりコンサートライトを振って応えていた。また国内外に向けてオンラインでも公演の配信を実施していた。
出演したのは、ゲーム内の283(ツバサ)プロダクションに所属する7ユニットのキャストで、「イルミネーションスターズ」の関根瞳さん(櫻木真乃役)、峯田茉優さん(八宮めぐる役)、「アンティーカ」の礒部花凜さん(月岡恋鐘役)、菅沼千紗さん(田中摩美々役)、八巻アンナさん(白瀬咲耶役)、希水しおさん(三峰結華役)、結名美月さん(幽谷霧子役)、「放課後クライマックスガールズ」の河野ひよりさん(小宮果穂役)、白石晴香さん(園田智代子役)(※DAY2のみ出演)、永井真里子さん(西城樹里役)、丸岡和佳奈さん(杜野凛世役)、涼本あきほさん(有栖川夏葉役)、「アルストロメリア」の黒木ほの香さん(大崎甘奈役)、前川涼子さん(大崎甜花役)、芝崎典子さん(桑山千雪役)、「ストレイライト」の田中有紀さん(芹沢あさひ役)、幸村恵理さん(黛冬優子役)、北原沙弥香さん(和泉愛依役)、「ノクチル」の和久井優さん(浅倉透役)、土屋李央さん(樋口円香役)、田嶌紗蘭さん(福丸小糸役)、岡咲美保さん(市川雛菜役)、「シーズ」の紫月杏朱彩さん(七草にちか役)、山根綺さん(緋田美琴役)。
今回は「L@YERED WING」シリーズにおける各ユニットの楽曲や、「Synthe-Side」シリーズにおけるユニットコラボ楽曲のライブ初披露を中心にとしたステージが展開。会場にはメインステージのほか、昇降式かつ左右に移動するセンターステージが設けられ、それがサイドステージとしても活用されるなど、さまざまな場所からパフォーマンスを届けていた。
283プロダクション社長の天井努による挨拶や、事務員の七草はづきによる注意事項を経てDAY1が開始。アイドルからのメッセージが映し出され、オープニング演出を経て1曲目に歌われたのは、シャイニーカラーズ始まりの曲である「Spread the Wings!!」。それぞれがユニット衣装をまとってメインステージ、そして花道を移動してのセンターステージで歌声を響かせたのち、2曲目に披露したのは「Ambitious Eve」。2つに分かれたセンターステージが可動するなかでパフォーマンスを行っていた。
それぞれがアイドル、そしてキャストとしての挨拶で意気込みなどが語られるなか、希水さんが三峰結華役として初めてのステージということもあってか、挨拶のあとには大きな拍手が巻き起こっていた。
以降はユニット楽曲が披露されていくパートに。アイドル自身に向けたメッセージの手紙をそれぞれ映し出された後、そのユニットが2曲を披露。そしてパフォーマンスを行ったユニットが集まり、ユニットコラボ楽曲を披露するという流れとなっていた。
DAY1では、過去のアイドル自身に向けたものと思われるメッセージが上映。その文字も大きさや形など個性が現れているものとなっていた。最初はアンティーカのメンバーによる手紙が映し出された後、歌ったのは「abyss of conflict」。アンティーカの特徴でもある、ゴシックの世界観を力強い歌声で表現。さらに「革命進化論」で、激しさと妖艶さを感じさせる魅惑のステージを展開していた。
続いてはストレイライトのメンバーによる手紙が映し出された後、歌ったのは「Another Rampage」。カリスマ的アイドルユニットの存在感と、仲間であってもライバルというバチバチ感を楽曲を通じて表現。さらにトロッコで会場中央を横断するときには、楽曲の疾走感を示すような高速で移動するような一幕も。さらに「Timeless Shooting Star」ではダンスパフォーマンスも含めて場内を魅了するステージとなっていた。
ここで、アンティーカとストレイライトが、4thライブにおけるキービジュアルのポーズを決めて再現するシーンを経て、ユニットコラボ楽曲「Killer×Mission」のお披露目に。ミステリアスな雰囲気と疾走感を併せ持ったものと感じさせる楽曲を熱唱。圧倒するぐらいのパフォーマンスを見せていた。
ユニットコラボ曲の感想が語られたあと、今度はアルストロメリアのメンバーによる手紙が映し出される。そして歌われたのは「パステルカラー パスカラカラー」と「ラブ・ボナペティート」。“ポップでハッピー”がイメージできるような、キュートさが会場を包み込むような歌声にダンス、振り付けで魅了していた。
シーズの手紙が映し出され、歌ったのは「OH MY GOD」。見る人を引き込むようなスタイリッシュなダンスパフォーマンスで披露したのち、「Fly and Fly」でも洗練されたダンスにラップを織り交ぜた歌声で魅了。シーズはシャニマスでは一番新しく追加されたユニットで、ステージに立ってから1周年というなかで、積み重ねてきたものを発揮するステージとなっていた。
イルミネーションスターズの手紙が映し出され、披露したのは「PRISISM」。関根さんと峯田さんだけではなく、出演を見合わることとなった風野灯織役を務める近藤玲奈さんのボーカルも流れる形のステージに。続けての「スマイルシンフォニア」では、トロッコに乗りこんで会場を横断。3人のきらめきと絆を感じさせるような歌声を響かせていた。
アルストロメリア、シーズ、イルミネーションスターズの3ユニットがキービジュアルのポーズを決めたあと、ユニットコラボ楽曲「Secret utopIA」の披露に。ポップな曲調で前向きになれる曲を軽快に歌っていた。3ユニットそれぞれの持ち味が織り交ぜられていると感じられるなかでも、とりわけシーズの2人が明るめな曲かつ、かわいいポーズを決めるところは新鮮に感じられつつ、ラップパートでカッコよさを見せるところが目を引くポイントにもなっていた。
ノクチルの手紙が映し出されたあと、歌ったのは「僕らだけの未来の空」。会場の両端から2人ずつ登場しお互いが向き合って歌唱。歌うなかでステージが稼働して中央で合流するという演出にもなっていた。4人が集う場面はもちろんのこと、離れていてもノクチルとしての一体感が確かにあると感じさせるようなステージとなっていた。さらに「今しかない瞬間を」でも、透明感のある歌声で今が特別なものという気持ちを表現していた。
放課後クライマックスガールズの手紙のあとは「クライマックスアイランド」の披露に。永井さんは歌唱する楽曲を抑えての公演参加となっていたため、この日は3人でのステージとなっていたが、5人を意識したフォーメーションを見せたり、いないメンバーの分を3人でフォローしながら賑やかに歌い続けていた。さらに「拝啓タイムカプセル」ではトロッコに乗って歌う一幕もありつつ、クラップを求めて会場全体で一体感を生み出していた。
ノクチルと放課後クライマックスガールズによるキービジュアルのポーズを決めたあとに歌ったのは、ユニットコラボ楽曲「相合学舎」。ラップが織り交ぜられたアップテンポな楽曲で、放課後クライマックスガールズが持つ賑やかさとノリの良さに、ノクチルが一緒になって盛り上がるようなステージが展開された。
ライブは一旦一区切りとなり、アンコールを求める拍手や各種情報の告知映像が流れたあと、プロデューサーからアイドルたちに向けて、感謝の言葉など数多くのメッセージが映し出されていた。
真乃のナレーションを経てメインステージにライトがあたると、そこには7ユニットが円陣を組んでいる様子が映し出される。衣装は1stライブで着用していたおそろいの衣装「ビヨンド・ザ・ブルースカイ」という、1stライブでも行われた円陣をほうふつとさせる一幕も。当時は4ユニットだったが、今は7ユニットと仲間が増えてこのシーンが見られるのも、エモーショナルな気分になれる場面となっていた。
そして歌われたのは、7ユニットとなってから初めての全体曲「Resonance⁺」。さらに「シャイノグラフィ」も歌唱し、シャニマスを代表する全体曲を冒頭と終盤で披露するという、ここまでの歩みを感じられるところとなっていた。
ひとりずつライブの感想や感謝の気持ちを伝える挨拶を経て、最後に歌ったのは4周年記念の新曲「虹の行方」。7ユニットそれぞれがイメージできる曲調が個々に織り交ぜられた楽曲を歌い、DAY1を締めくくった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」