ビジネスチャット「Chatwork」を運営するChatworkは4月25日、仮想移動体通信事業(MVNO)に新規参入すると発表した。
フリービットのMVNO支援パッケージサービス「freebit MVNO Pack」を採用し、法人や個人事業主といった企業を対象に、「Chatwork Mobile」を提供する。
Chatwork Mobileでは、月額利用料3280円(税別)で1回につき10分間のかけ放題(10分を超過した場合は30秒ごとに20円)と、高速データ通信3GB付きのプランを提供する。通信容量を超過した場合は最大200kbpsの低速通信モードで利用できるが、1GBごとの追加チャージもできる。
料金は端末リース代込みとなっており、iOS端末は「iPhone7(シルバー、32GB)」の1機種、Android端末は「Xperia XZ3(ボルドーレッド、64GB)」と「Galaxy Feel(インディゴブラック、32GB)」の2機種を用意する。iOS端末は5500円、Android端末は3300円の事務手数料(税別)が発生する。
最低利用期間や解約違約金は設定しておらず、いつでも解約可能。ただし、月途中の解約については、その月の月額料金と従量課金分(初月の場合はそれに加えて初期費用)が請求される。
バッテリー経年劣化などによる故障や端末利用不可の場合は原則として無償で対応する。ただし、利用者の過失が認められる場合は1台ごとに1500円、悪意や故意、重過失が認められる場合は1台ごとに5万円の有償交換になるという。紛失、未返却の場合も1台ごとに5万円が発生するという。
そのほか、24時間365日のサポート体制を標準搭載する。なお、有人電話対応は平日9〜21時で、有人電話対応外の時間はBotによる自動応答になるとしている。
同社は、2025年以降にChatworkが中小企業のビジネスの起点となるプラットフォームになることを目指している。そのための中期経営計画の戦略のひとつとして、新サービスを含めたDXソリューション戦略を計画。Chatwork Mobileの提供は、DXソリューション戦略における自社開発での新規サービス立ち上げの一環になるという。
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