Twitterは、Elon Musk氏の一方的な買収提案を再検討しているという。The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間4月24日に報じた。両者は24日、Musk氏の提案について協議するために会合したという。TwitterがMusk氏の提案を受け入れる方向に傾いている可能性があるとWSJは報じている。Musk氏は同社を買収し、株式を非公開化する計画だとされている。
Musk氏は、影響力のあるソーシャルメディア企業Twitterに対し、1株あたり54.20ドル、総額430億ドル(約5兆5000億円)で買収提案している。TeslaやSpaceXをはじめとする複数の企業を経営する起業家のMusk氏は既にTwitter株の9%以上を保有している。
Twitterはこの提案を拒否すると広く予想されていた。15日には、「ポイズンピル」(毒薬条項)として知られる株主権プランを期間限定で導入すると発表した。直面しているような買収提案を阻止するために利用される防衛策だ。ポイズンピルは、発行株式数を増やすことで、買収を試みる者が企業株式の大半を取得することを難しくする場合がある。
Twitterは、28日の第1四半期決算報告時に、Musk氏の提案について議論する見通しだという。WSJが情報筋の話として報じている。
Musk氏は、買収提案について「最善かつ最終」であるとし、米証券取引委員会(SEC)への提出文書の中で、「この取引がうまくいかなければ、経営を信頼しておらず、自分が公開市場で必要な変革を促進できると考えていないことを考慮すると、株主としての自分の立場を見直さなければならないだろう」などと述べていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス