日産自動車は3月7日、スープをこぼすことなく、素早くラーメンを運ぶトレイを開発したと発表した。
同トレイは、クロスオーバーEV「アリア」に搭載される電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」の技術から着想を得て開発。実際にラーメン屋のカウンターで、ラーメンを運ぶシーンを描いた「e-4ORCE ラーメンカウンター」ビデオを制作し、公式サイトおよび、YouTubeにて公開している。
電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」は、前後に搭載された合計2基の電気モーターそれぞれのトルクを個別にコントロールすることで、優れた加速性能を実現。さらに、減速時においても前後のモーターそれぞれで回生ブレーキを制御し、クルマの沈み込みや車体の揺れを低減できるのが特徴。
コーナリング時は、前後のモータートルクと4輪のブレーキを協調制御することで、ドライバーのステアリング操作に忠実で、滑らかで心地よいハンドリングを実現した。
これらの制御によって、ドライバーの技量によらず、雨天時の濡れた路面や雪道など、さまざまな道路環境下において安心して運転が可能となり、同乗者に快適な乗り心地を提供できるという。
なお、e-4ORCE ラーメンカウンターは、素早く加速し、減速時の揺れを抑えるe-4ORCEの特徴をわかりやすく伝える目的で制作したという。
パワフルな2個の電気モーターによって走行し、素早く滑らかに加速するとともに、前後モーターの減速量を個別に制御。トレイに置かれたラーメンをこぼさず停止する。
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