Googleは米国時間2月8日、スマートウォッチOS「Wear OS」に搭載予定の新たな機能を明らかにした。新機能により、新しいスマートウォッチの初期設定を行う、「Googleアシスタント」を使う、YouTubeから事前に楽曲をダウンロードすることなくストリーミング再生するといったことが、より容易になるとしている。
3月に提供予定のより高速な初期設定プロセスでは、ユーザーがスマートフォンで使っている「Android」アプリに基づき、新しいスマートウォッチ用のアプリを推奨する。推奨されたアプリは、1回のタップでインストールできる。
GoogleアシスタントはWear OS向けに再設計され、応答速度も高速化するという。Googleアシスタントへの指示は、「Nest」ブランドのスマートスピーカーで動作させる場合と同様で、「Hey Google」というフレーズから始める。
また、有料の音楽ストリーミングサービス「YouTube Music Premium」の会員向けに、Wi-FiやLTE通信を使うストリーミング再生も近くサポートされる。同サービスの会員は、現在はスマートフォンとペアリングしていない状態で再生する場合あらかじめ楽曲をダウンロードしておく必要があるが、アップデート後は近くにスマートフォンがなくてもストリーミング再生できるようになる。
サムスンの「Galaxy Watch4」は現時点で、Wear OSの最新バージョン(サムスンとGoogleによる最新の協業によるもの)を搭載する唯一のスマートウォッチであり、こうした新機能の大半は主にGalaxy Watch4での利用が想定されている。
Galaxy Watch4は、発売時に唯一の音声アシスタントとして「Bixby」を搭載するなど、サムスンが自社開発したアプリとサービスに大きく依存している。他のメーカーも、Wear OSを搭載する新しいスマートウォッチの発売や、Fossilの「Gen 6」など既存製品のアップデートを計画しており、その多くは2022年のある時点で実現する見込みだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」