読書をしていると「これは、あの本にも書かれていたな」ということがある。あるテーマの関連本を何冊か読むと、著者同士はつながりがなくとも、似たような内容が書かれているのは珍しいことではない。複数の本で触れられていることは、そのテーマにおける「重要事項」であることに違いないだろう。
本書は「話し方」「伝え方」のテクニックを1冊にまとめた、究極の話し方本である。著者たちは、ビジネス会話、雑談、プレゼンテーションなど、「口頭・対面のコミュニケーション」をテーマにした名著100冊を丹念に読み込み、「共通のノウハウ」を洗い出した。その結果を40項目にまとめ、掲載冊数の多いものからランキング形式で紹介したのが本書である。堂々の1位に輝いた「会話は『相手』を中心に」は、なんと100冊中70冊で言及されていたというから驚きだ。
世の中に話し方の本は数多く出版されているが、「どれから読めばいいだろう」と迷ったら、まず本書を手に取ってほしい。必ずや求めているノウハウが見つかるだろう。また、参考書籍の紹介も随所に散りばめられているため、「次に読みたい本」を探すにあたっても大いに参考になるはずだ。ぜひ大ヒットした前著「『文章術のベストセラー100冊』のポイントを1冊にまとめてみた。」とあわせてお読みいただければと思う。
今回ご紹介した「『話し方のベストセラー100冊』のポイントを1冊にまとめてみた。」の要約記事はこちら。この記事は、ビジネスパーソンのスキルや知識アップに役立つ“今読むべき本”を厳選し、要約してアプリやネットで伝える「flier(フライヤー)」からの転載になります。
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