YouTubeの共同創設者であるJawed Karim氏は、投稿動画に付けられた低評価(dislike)数を非公開にするというYouTubeの決定に納得していない。
Karim氏は、2005年4月にYouTubeに最初に投稿された動画、「Me at the zoo」の概要欄を書き換えて、反対の意向を表明した。動画はKarim氏がゾウについて語っている短いもので、視聴数は2億回を超えている。新たな概要には次のように書かれている。「劣ったコンテンツを簡単に、即座に判別できることが、ユーザー生成コンテンツプラットフォームには欠かせない。それはなぜだろうか? ユーザー生成コンテンツは優れたものばかりではないからだ。すべてが優れているわけがない。事実、大半は優れたものではない。そして、それでいいのだ」
同氏は数段落にわたる概要の中で、この決定によりYouTubeの質が低下する可能性があるとも警告している。「YouTubeは凡庸なものばかりの場所になりたいのだろうか? というのも、悪いものが1つもない場所には、素晴らしいものもなくなってしまうからだ」
YouTubeは先週、「低評価攻撃(dislike attack)」を理由に、公開されている低評価数を非公開にすると発表した。これは嫌がらせ行為の一種で、YouTubeによると、特に小規模な新規のクリエイターを中心に被害が出ているという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス