グループチャットアプリのSphereがTwitterに買収された。英国の起業家Nick D'Aloisio氏と研究者Tomas Halgas氏が2016年に共同で立ち上げたアプリだ。
Sphereは、古いコンテンツを自動的に消去するなどして、エンゲージメントの促進を図る。Sphereによると、アプリはユーザーが反応する可能性が高くなるような形で、投票、発表、イベントを強調する。
Sphereは先週、ブログ記事の中で、「われわれの取り組みは常に、有意義な会話が盛り上がるオンライン空間を生み出すことが、私たちの時代の最も価値ある課題の1つだという信念に導かれていた」としている。「それがわれわれをTwitterに結び付けた。このビジョンを信じ、それに向けて有意義に進歩できる体制にある企業は現在わずかしか存在しない」(Sphere)
Sphereは、独立したアプリを段階的に終了する。従業員20人はTwitterのコミュニティー、ダイレクトメッセージ(DM)、クリエイター関連のチームに加わる。
Twitterのエンジニアリング担当バイスプレジデントNick Caldwell氏も、買収についてツイートしている。
「人々のつながりを支える方法を探るSphereのチームの専門知識と幹部の情熱は、当社のコミュニティー、DM、クリエイター関連のロードマップを加速させる上で役立つだろう」(Caldwell氏)
両社は買収条件について明らかにしていない。米CNETはTwitterにさらなるコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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