「iPhone」の受託生産で知られる台湾の鴻海科技集団(Foxconn)は現地時間10月18日、SUV、フラグシップとなるセダン、およびバスの3種類の電気自動車(EV)のプロトタイプを発表した。
SUVの「Model C」では、開発にあたって同社の新しいオープンプラットフォームを採用する。ホイールベースは2.86m、全長は4.64mで、7人乗りで空気抵抗係数は0.27を誇る。Model Cでは広く豪華な車内スペースを提供するが、都市での生活を考慮して床面積はコンパクトに抑える。このモデルでは1回の充電で約700km走行でき、3.8秒で時速100kmまで加速できる。
セダンの「Model E」は、イタリアの有名デザイン企業Pininfarinaを迎えての開発だ。PininfarinaはFerrariと長年の提携関係にあることが知られているが、Foxconnとは「フラグシップ」という言葉にふさわしいセダンのデザインを手がけた。
モバイルデバイスがModel Eとシームレスに連携し、顔認証によるドアの開錠や「スマートウィンドウ」などを実現する。1回の充電で走行できる距離は約750km、2.8秒で時速100kmまで加速でき、最奥出力は750馬力だ。
バスの「Model T」について、Foxconnはこれまでに試験や調査を重ねてきたことを強調した。これには20万kmの加速耐久試験や1000時間の強度試験が含まれる。同社はこのバスが約400kmにわたって乗客を運べるとみている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス