BASEは9月21日、同社が運営するネットショップ作成サービス「BASE」の加盟店向けに、ネットショップの売上をすぐに充当できるVISAバーチャルカード「BASEカード」の先行受付を開始した。9月27日よりバーチャルカードを順次発行する
個人や小規模な加盟店をターゲットにしたサービスで、資金繰り対策の1つとして提供する。申し込みに際しては、eKYC(オンライン本人確認)などによる本人確認が必要。
同社では、加盟店に対して売上金の入金日を最短で翌営業日に短縮する「お急ぎ振込」や、BASEの利用データから将来の売上金額を予測し、売掛債権を買い取ることで即時振込をする「YELL BANK」などのオプションサービスでキャッシュフロー改善を促進していたが、売上金の振込申請に対して10営業日後に売上を入金するBASEの入金サイクルを遅いと感じていたオーナーが7割もいたという。
BASEカードによって売上金をいつでも使用できる状態にすることで、キャッシュフローの早期化につなげ、ショップの経済活動をスムーズなものにするとしている。また、2022年上半期には物理カードも発行予定で、VISA加盟店の店頭でも利用できるようになる。
また、9月28日より12月26日まで、利用ごとに決済金額の1~5%がネットショップの売上残高にキャッシュバックされるキャンペーンも実施する。
申し込み時の本人確認方法によりキャッシュバック率と上限金額が異なり、eKYCの場合は5%還元で5000円まで、eKYC以外の場合は1%還元で2000円まで。なお、いずれも1決済あたりのキャッシュバックを500円までとしている。
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