「Windows 11」のテストプログラムに参加している一部のMicrosoftユーザーの間で、一般提供が開始される10月まで、Windows 11を試すことができなくなるケースが出ているようだ。米国時間9月1日、要件を満たさないハードウェアで構成された古いPCが、Windows 11の「Windows Insider」プレビュー版を利用できる対象から除外されているという。PCWorldが報じた。
Microsoftはハードウェアとセキュリティの要件を理由に、古いコンピューターを所有するユーザーをブロックしているとみられる。PCWorldによると、Windows Insiderプログラムの参加者の間で、PCがハードウェア要件を満たしていないとのメッセージが設定画面に表示されるようになったケースがあるという。該当のユーザーは、Insiderプログラムに参加するには、「Windows 10」をインストールするよう求められるようだ。
Microsoftは先週、Windows 11の詳しい要件の最新情報と「PC正常性チェックアプリ」の再リリースに関してブログ記事で明らかにしている。古いPCをInsiderプログラムで利用していたユーザーも、Windows 11が一般向けにリリースされた時点でダウンロードが可能になるだろう。しかし、セキュリティやソフトウェアの更新プログラムを受けとる権利は得られない。Microsoftの発表によれば、最小システム要件を満たしていないデバイスでクラッシュする確率が52%高くなる一方、要件を満たしているデバイスでは99.8%の確率で「クラッシュのない体験」が提供されるという。
米CNETの取材に対し、Microsoftから返答はない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス