自家農園や地元の野菜を含めたスープカレー専門店「KENASHIBA」を運営するFarchは7月29日、規格外野菜や地方の隠れた食材を取り扱うECサイト「Farch.shop」を開設した。
第一弾として、同社代表の中村亨氏の地元、北海道十勝地区に所在する「JA十勝池田町」との取り組みを開始する。今後、地域を拡大し、参加農協や農家を増やしていく予定。
同社によると、十勝池田町では「つくねいも」や「長芋」など、味は変わらないが形や色などの理由により規格外となった作物について、フードロスを防ぐため、安値で卸しているという。
近隣でも同様に、安値での販売や廃棄などの対策をとっていることが判明。こうした状況を改善すべく、規格外野菜をメインに扱うECサイトを開設した。
同サイトでは現在、規格・サイズが良品となる訳ありのつくねいも(1kg:約2〜3個、送料込み1800円)が登録済み。
なお、JA十勝池田町のつくねいもは、ムチンと呼ばれる粘り成分に豊富な栄養素が含まれている。新陳代謝や細胞の増殖機能を促進し、老化防止や肌の若さを保つことに繋がるといわれ、餅のような粘り気が特徴だという。
同社が運営するスープカレー専門店KENASHIBAでは、JA十勝池田町のつくねいものほか、本わさびよりも約1.5倍も辛いといわれる山わさびなどを提供する予定となっている。
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