見守りサービスを展開するottaは7月21日、東京都府中市と、子どもの安心かつ安全な暮らしを実現するための、見守りサービスの実施について協定を締結したと発表した。9月より府中市立小学校22校の全児童を対象に、見守り端末を無料で配布する。
同社では、行政や地域企業と連携して街中に見守りスポットを設置し、専用の見守り端末によって位置情報を記録するタウンセキュリティ「BLE見守りサービス」を提供している。6月時点で、東京都、大阪府など全国16都市で導入が進んでいるという。
同サービスは、導入地域内でビーコンが搭載された専用端末をランドセルなどに付けた小学生が、市内の店舗や事業所などに設置された見守り基地局(見守りスポット)付近を通過、もしくは指定のアプリをインストールした市民(見守り人)やタクシー(見守りタクシー)とすれ違うことで、位置情報が記録される仕組み。保護者は記録された位置情報をスマートフォンで確認できる。
今回、これまで府中市内3校で実施していた「otta見守りサービス」を、9月から府中市立小学校の全22校に拡大し、本格的に展開を開始するという。見守り基地局の設置が進み、見守りネットワークの整備が完了した小学校区から順次導入、実施するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」