Amazonの創業者Jeff Bezos氏は、同氏が設立した宇宙開発企業Blue Originのロケット「New Shepard」で宇宙に行く承認を正式に得た。米連邦航空局(FAA)は米国時間7月12日、Blue Originによる初の有人宇宙飛行に必要な認可を与えた。
Blue OriginとVirgin Galacticはいずれも、自社の宇宙船を打ち上げる免許を取得していたが、FAAの用語では「宇宙飛行の参加者」、一般的な言葉では乗客を搭乗させられるよう免許を一部変更するため、一定の安全要件を満たす必要があった。
Virgin Galacticは、民間人を宇宙へ運ぶ商業宇宙旅行のこうした免許を取得した最初の企業だった。FAAから同種の免許を取得したのは、Blue Originが2社目となる。Virgin Galacticは、免許取得後に同社初の完全な有人飛行を前倒しし、Bezos氏が計画していた挑戦の9日前にあたる7月11日に、創設者のRichard Branson氏を含む6人を大気圏と宇宙の境界に送ることに成功した。
免許の一部変更は、最後まで残っていた障害の1つだった。Blue Originは12日、FAAの公表に先立ち、「7月20日に打ち上げを行う」とツイートしていた。
#NewShepard is go for launch on July 20 for #NSFirstHumanFlight. This is the 16th flight and first with astronauts on board. Watch live at https://t.co/7Y4TherpLr. Coverage starts at 6:30 am CDT / 11:30 UTC. pic.twitter.com/hYv68UlCqm
— Blue Origin (@blueorigin) July 12, 2021
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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