最初に言っておくが、「Fitbit Luxe」は筆者には適していないと思う。他意はない。先頃発売されたFitbit Luxeは、小型スクリーンを搭載する149.95ドル(日本では税込1万7991円)の健康管理トラッカーで、同時に展開されている複数のリストバンドタイプのFitbit製品の1つだ。Fitbit Luxeは、筆者の太くて毛深い手首と違って、手首が細い人に最適かもしれない。Fitbitが昔発売したトラッカーの「Fitbit Flex」と同じように、Luxeもジュエリーのようなアクセサリーの仲間入りを目指しているのは明白だ。
Fitbit Flexの時代と比べると、さまざまなことが変化している。Fitbit Flexは簡素な製品で、スクリーンは備えていなかった。一方、Fitbit Luxeは、心拍数の追跡、カラーのOLEDタッチスクリーン、約5日間持続するバッテリーなど、多くの機能が満載されている。こう書くと、有望な製品に聞こえるし、可能な限り細くて見栄えが良く、一般的な機能をすべて備えたFitbitバンドを探しているなら、Luxeを選ぶべきだろう。ただし、快適な操作性を期待してはいけない。
Luxeは筆者には小さすぎるのだ。小型のタッチスクリーンが搭載されているだけで、物理的なボタンはない。つまり、タップとスワイプですべてを操作しなければならないため、使っていると疲れてくる。Luxeには、エクササイズの追跡、ガイド付きの呼吸や瞑想、タイマー、ストップウォッチ、アラームの設定、電話通知の確認など、多彩な機能が備わっている。しかし、それらの機能を使用したければ、何度もスワイプしなければならない。物理的な「戻る」ボタンが搭載されていないので、メインの時計画面に戻るだけでも手間に感じることがある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」