Teslaが3月にビットコインで自動車を購入できるようにして注目を集めたことを覚えているだろうか。その後の第1四半期決算ではビットコインの売却益1億100万ドル(約110億円)を計上して話題になった。その後は、仮想通貨に好意的なTeslaの姿勢に批判が集まった。仮想通貨のマイニングはエネルギーを大量に消費するからだ。
Teslaの最高経営責任者(CEO)であるElon Musk氏のツイートによると、同社は仮想通貨に対する姿勢を全面的に改めているようだ。同社は今後ビットコインによる車の購入を受け付けない。既に保有しているビットコインについても方針を改め、より効率的で環境に配慮したエネルギーを利用するようになるまで取引に利用しない。また、エネルギー消費量がビットコイン比で1%未満の他の仮想通貨の採用を検討しているという。
Tesla & Bitcoin pic.twitter.com/YSswJmVZhP
— Elon Musk (@elonmusk) May 12, 2021
4月のThe Vergeの報道によると、ビットコインのマイニングによる温室効果ガスの年間排出量は、香港の排出量と同等だという。排出量が大きくなるのは、大半のマイニングが中国で実施されているためだ。中国は、石炭など持続可能性の低いエネルギー源に大きく依存している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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