仮想現実(VR)製品は現在、ユーザーの体や頭、そして視線を追跡できる。さらに今度は、視線以外の顔の動きを追跡できるようになる。
FacebookのMark Zuckerberg氏は最近、VRにアイトラッキング(視線追跡)とフェイストラッキング(顔追跡)を取り入れ、よりリアルなアバターを作り出すことへの関心を示していた。Facebookのヘッドセット「Oculus」に、アイトラッキングとフェイストラッキングの技術はまだ搭載されていない(ただし、「Oculus Quest 2」に搭載されているVRチップ自体は対応を想定している)。だが、この春に米国でリリースされるPC向けVRアクセサリー製品を利用すれば、アバターを生き生きと動かすことが可能になるかもしれない。
HTCの最新VRアクセサリー「VIVE Facial Tracker」は、2基のカメラと1基の赤外線イルミネーターを使って、顔のさまざまな動きを60Hzで追跡する。「唇、顎、歯、舌、頬などで38種類の顔の動きを追跡し、顔の下の方のほぼすべての領域をVRで正確にリアルタイムで描写できる」とHTCは説明している。
VIVE Facial Trackerは、アイトラッキング機能を備えている企業向けヘッドセット「VIVE Pro Eye」で利用できる。米国で3月24日から129.99ドル(約1万4000円)で発売される予定だ。
HTCはほかにも、手や足、他のアクセサリー製品に取り付けて、VRに物体や人体の動きを追加できるワイヤレストラッキングデバイス「VIVE Tracker」のアップデートも発表した。「VIVE Tracker 3.0」は前モデルより小型になり、バッテリー持続時間が改善されている。米国で3月24日より、129.99ドル(約1万4000円)で購入可能になる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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