Joe Biden米大統領が、アラバマ州で労働組合の結成を目指す労働者たちを支持すると表明した。同州では現在、労組の結成をめぐり、Amazonで働く数千人の労働者による投票が行われている。Biden氏は、ホワイトハウスのYouTubeチャンネルが米国時間2月28日に公開した動画の中で、労働者の団結権と団体交渉権を支持するという選挙活動時の公約を改めて繰り返した。
アラバマ州ベッセマーにあるAmazonの物流倉庫で働く労働者には、郵便投票用紙がすでに配布されており、開票は3月中に行われる。Amazon側が対面式投票を求めて遅らせようとしていたこの投票は、2014年に組合結成が否決されて以来初めてのAmazon物流倉庫の従業員による投票となる。組合の結成をめぐってAmazon労働者が行う投票としては過去最大の規模で、およそ5800人が参加する。
Biden氏はAmazonの名前にこそ言及しなかったが、「今日を含めこれから数日間、数週間にわたって、アラバマ州の労働者、そして全米の労働者が、職場に労働組合を結成するか否かを決める投票を行うことになる」と語った。
さらにBiden氏は動画の中で、労働者が組合に加入するかどうかの選択は、大統領が決定することでも雇用主が決定することでもなく、労働者自身が決定することだと強調した。
Biden氏の発言についてAmazonにコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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