ジェイアール東日本都市開発とパナソニック産機システムズは2月22日、キャッシュレス決済機能付きショーケースを用いた無人販売の新サービス「EKIPICK SHOWCASE」の実証実験を、JR総武線船橋駅直結のショッピングセンター「シャポー船橋」で実施すると発表した。実験期間は、2月22日から3月12日まで。
今回の実験では、明治38年創業の升本フーズの弁当3種(常温)、鍋キット1種(冷蔵)を販売する。販売時間は、弁当が16時から21時まで、鍋キットは16時から22時までとなる。購入は、駅ビルの営業時間外でも可能。
なお、無人販売で利用するのは、カメラによる画像認識と重量センサーで取り出した商品の種類と数量を判別し、キャッシュレス決済を可能とするパナソニック製の「キャッシュレス決済機能付き冷蔵ショーケース(画像認識タイプ)」。
購入には、PayPayアプリを使用するため、一定額のPayPay残高が必要となる。利用者は、ショーケース前面のタッチパネル上で金額(3000円、5000円、1万円)を選択し、表示されたQRコードをPayPayアプリでスキャン。残高が確認されると扉が解錠され、ショーケース内の商品が取り出せる。
扉を閉めると、ショーケースが商品の種類と数量を判別し、タッチパネルに購入金額を表示。購入を確定する決済が処理される仕組みだという。
両社によると、ウィズコロナ時代は買い物時間の短縮や非対面販売・受け取りニーズへの対応に加え、店舗のオペレーション軽減やフードロス削減が求められるという。今回の実証実験でこれらの見きわめ、今後の事業展開に生かしていく予定だという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス