Googleの親会社Alphabetは米国時間1月21日、子会社のLoonを解散することを発表した。Loonは成層圏を飛行する気球によってインターネット通信網を構築する、同名のプロジェクトから発足した企業だ。
Loonは、現在はAlphabetの子会社であるXで生まれた。Xは実験的なプロジェクトを担っており、Loonのほかに、無人自動車を開発するWaymoやドローンによる配送事業のWingといった企業を輩出している。しかし、今回Loonは自社のビジネスモデルを持続不可能とみなし、事業を長期継続できるだけのコスト削減ができなかったと説明した。
「商用化実現への道は、期待よりも長く高リスクであることが分かった。そのため、Loonを終了するという難しい決断を下した」と、X部門を率いるAstro Teller氏は発表の中で述べた。
Loonは2013年に発表され、2018年にX部門からスピンアウトした。このプロジェクトは、十分なブロードバンドインフラのない地域に対し、空飛ぶ基地局として機能することを目指していた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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