国税庁は1月4日、確定申告書等作成コーナーにて、アップルが発売した「Apple M1」チップを搭載するMacユーザーに対し、注意喚起を行っている。
現在、確定申告書等作成コーナーで申告書を作成する場合、印刷して書面提出するか、e-Taxを利用して送信するという2種類の提出方法がある。e-Tax利用については「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」の2方式が用意されている。
同庁によると、M1チップが搭載された端末において、ICカードリーダー/ライターの種類によっては、マイナンバーカードなどの電子証明書による電子署名などが正常に動作しないことを確認しているという。従って、M1チップが搭載された端末を利用して確定申告する場合、マイナンバーカード方式によるe-Taxが利用できない可能性があるという。
同庁では、ICカードリーダー/ライターにおける最新の対応状況について、メーカーへの確認をすすめると共に、対応していない場合にはID・パスワード方式でのe-Tax提出か、申告書などを印刷して書面提出を検討するように呼びかけている。
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