ビットキーは12月18日、同社のデジタルコネクトプラットフォーム「bitkey platform」およびデジタル化に必要な技術・製品を、ハードウェア開発企業向けに提供を開始すると発表した。
コネクトパートナーとして、総合ロックメーカーのアルファが2021年9月に発売を予定している、次世代型スマートロックでの採用が決定している。
bitkey platformは、ID 連携・認証、権利処理のデジタルコネクトプラットフォームだ。IDを一つに統合するのではなく、各事業者の提供するサービスそれぞれのIDは残したまま、IDHubを提供することで、さまざまなサービスの連携が可能となる。
対応するハードウェアは、住宅領域の場合、スマートキーや空調機器、テレビ、冷蔵庫などの生活家電、ウェブカメラやスマートスピーカー、インターホン、電動シャッターなど多岐にわたる。
ビットキーが提供するデジタルコネクトテクノロジーは、オフラインでも利用が可能で、セキュリティ上インターネットと接続することに抵抗がある製品や、インターネット環境が十分でない、地下や山間部での利用にも対応する。
また、bitkey platformを核とした ID認証・連携、スマホアプリやSaaSシステム、組み込みにおける電気回路基板、ファームウェア等、新製品開発や既存製品のアップデート対応可能な技術、製品等、連携のための総合的な技術・製品も提供する。
ビットキーによると、IoT化を含めたデジタル対応や、会社を超えた連携などを進める一方で、利用者を認証する仕組みの構築、インターネットに接続することによるハッキングリスク、他製品と連携させる際に必要なシステム改修など、開発負担が課題になっているという。
bitkey platformを核としたコネクト技術を提供することで、ハードウェア製品のデジタル化を目指す企業は、デジタルコネクトのコストを削減できるとともに、他社製品との連携時にも、個別開発の負担が軽減されるとしている。
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