Teslaの幹部らは会社の資金で自分たちに多額の報酬パッケージを与えているとして、ある年金基金が最高経営責任者(CEO)のElon Musk氏と取締役会に対し、新たな訴訟を起こした。
この年金基金は、デトロイトの警察と消防署で構成されているもので、Teslaに投資しており、同社の取締役会が数億ドルに及ぶ会社の資金を自分たちの法外な報酬パッケージに充てたと主張している。Bloombergが米国時間6月18日に報じた。
「何百万ドルもの法外な報酬を自分たちに与え、先行きの見えない将来に向けて、こうした強欲な態度を改める素振りも見せない」と訴状には書かれている。米CNETの自動車関連情報サイトRoadshowがコメントを求めたが、今のところTeslaから回答はない。
訴状にはさらに、極めて不適切な報酬は2017年から始まり、2018年にはTeslaで働いていない取締役2人がその年だけで870万ドル相当を超える株式を受け取ったと書かれている。今回の訴訟とは別に、2018年には、Musk氏の信じられないほど独善的な報酬パッケージは止めるべきだと主張する訴状が提出されている。この別件の訴訟では、Teslaに出資する投資家をもっと適切に守るため、役員会の再編も求めていた。Bloombergは今回の訴訟について、2021年10月に裁判が始まると報じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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