Donald Trump米大統領が発した、Joe Scarborough元米議員がスタッフを殺害した可能性があるとする事実無根のツイートをめぐり、この削除を求める声が高まっているが、Twitterはまだこのツイートを削除していない。
Trump大統領は、Twitterで同氏をフォローしている約8000万人のユーザーに向けて、Scarborough氏が2001年に同氏のスタッフだったLori Klausutisさんを殺害した可能性があるとする証拠を欠いた主張を流した。ただし、この陰謀論は、ファクトチェック機関や報道機関によって虚偽であることが証明されている。Politifactによると、不整脈を患っていたKlausutisさんは、28歳の時に倒れて机に頭部を打って死亡したという。
Loriさんの夫であるTimothy Klausutisさんは5月21日、Trump大統領の当該ツイートの削除を求める書簡をTwitterの最高経営責任者(CEO)を務めるJack Dorsey氏に送った。書簡には、Trump大統領の息子のものを含む3件のツイートのスクリーンショットが含まれている。
この書簡はThe New York Times(NYT)の「Twitter must cleanse the Trump stain」(Twitterは、トランプ染みを落とすべし)という見出しが付された論説記事の中で公開された。
Twitterの広報担当者はNYTに対し、Trump大統領のツイートは、同社のルールに違反していないので削除されないと述べた。Twitterのルールでは、「特定の人物を標的とした嫌がらせ、もしくは他の利用者による嫌がらせを誘発する行為を禁止する」とされている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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