サムスンのモバイル決済システム「Samsung Pay」はサービス開始から5年になるが、その節目の年に新たな機能が加わる。デビットカードだ。
サムスンは、現金管理口座にひも付けられたデビットカードを2020年夏に導入する計画だ。新たなカードではオンラインのパーソナルファイナンスを手がける企業SoFiと提携する。詳細は「今後数週間のうちに」発表するという。
サムスンでSamsung Payの北米サービス事業を担当するゼネラルマネージャーのSang Ahn氏は米国時間5月7日、ブログ記事の中で、「2020年、Samsung Payは、買い物と支払いから、資金の管理にも利用する有益な手段へとサービスを拡大する」と述べた。
デビットカードの導入で、Samsung Payはさらなる進化を遂げる。Appleのクレジットカード「Apple Card」や、Googleが発行すると報じられているデビットカードに続く動きだ。各社はいずれも、モバイルデバイスで支払いができるだけにとどまらない方法を模索している。スマートフォンの顧客をめぐり、激しい競争が繰り広げられる中、クレジットカードやデビットカードの提供は、顧客ロイヤルティを築き上げる手段となる。現在は、世界的な新型コロナウイルスのパンデミックを踏まえて人々が家計の管理に慎重になっている時期でもあるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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