新型コロナウイルス感染拡大により、薬局やスーパー、コンビニエンスストアなどから除菌グッズが消えて久しい。密閉空間、密集場所、密接場面のいわゆる“3密”を避けていても、手に触れる場所が怪しければ、精神衛生上よろしくない。
特に小さい子どもがいる家庭は、感染拡大の前から、目に見える汚れだけでなく、目に見えない汚れについても神経質になっているはず。必要とされる商品が手に入らずに、困っている人も多いだろう。そこで今回は、店頭ではなく日本のクラウドファンディングサービス「Makuake」で手に入る抗菌・除菌グッズに焦点を当てて紹介しよう。
マスクやスマートフォンなどの身近なものに吹きかけて、抗菌・抗ウイルス性能をプラスできる「ウイルスボマー for マスク」。医療の現場(縫合接着剤)でも使わているという「アクリル系ナノポリマー」が主成分。
ノンアルコールながら、手などの肌の上では約6時間、テーブルやドアノブなど無機質な表面では1週間から10日程度の効果の持続が認められているという。国産ヒノキ精油を付属し、好みに合わせてニオイを付けることも可能。別売の好みのオイルにも対応するという。
目標金額は30万円で、4月28日12時30分時点の応援購入総額は約3200万円。残り日数は10日。
水道水または、水道水と塩だけで除菌液となる次亜塩素酸水が作れる生成器「じある君」。持ち運びに対応し、モバイルバッテリー(5V2A以上)を利用しての生成に対応する。
次亜塩素酸水とは、ウィルスや病原菌に効果があるとされ、洗浄・除菌用途などで使用される食品添加物のこと。備え付けのスプレーに入れて、キッチン・洗面所・トイレなどに使用できるほか、加湿器に入れて空気除菌も可能。
センサーを内蔵し、手などにも使える40ppm濃度や濃縮した200ppmの次亜塩素酸水が生成可能。特に、40〜50ppm濃度であれば、赤ちゃんやペットにも使用できるという。また、水道水や塩の量に多少の誤差が生じた場合はセンサーが作動するため、濃度のムラなく、確実に200ppmの次亜塩素酸水が生成できるとしている。
目標金額は30万円で、4月28日12時30分時点の応援購入総額は約2300万円。残り日数は30日。
衣類をハンガーにかけたまま、シワを伸ばしつつ除菌・消臭できるスチームアイロン「スタイリングスチームアイロン」。雑菌、花粉、臭いについて、公称値になるが1回のスチームで90%除去、5回のスチームで99.999%除去できたという。
内部設計は、フランスのデザイン技術会社「Centdegres」が担当。2重構造の加熱プレートにより、不用意な高温を出力しないよう工夫しているほか、8カ所の噴射ポートから微粒子化されたスチームが排出される仕組みを採用している。細菌に関する検査結果として、英国の医療慈善団体「AllergyUK」に認証されているという。
通常のアイロンの際に使用する「スチームモード」、厚手の生地に対応した「ターボスチームモード」、ハンガーに衣類をかけたままシワ伸ばしや除菌、消臭、花粉飛ばしなどを行う「スチームシャワーモード」の3モードを搭載する。
目標金額は20万円で、4月28日12時30分時点の応援購入総額は約1200万円。残り日数は16日。
高性能ファンを内蔵し、呼吸時の息苦しさを解消するマスク式空気清浄機「AM-9500」(企画は台湾のPhotoFast)。N95規格(0.3μm以上の微粒子に対する捕集効率が95%)マスクに匹敵するフィルターにより(台湾の専門検査機関TTRIの検査)、花粉やホコリ、菌、ウイルスなどをカットできるという。
ただし、新型コロナウィルスはより小さく0.05〜0.25μmであるため、残念ながら完全なる予防には適していない。固定方法は、耳を痛める耳掛けではなく、頭掛け方式を採用。フィルターの交換にも対応する(消耗品であるフィルターは、一般販売も予定)。
目標金額は30万円で、4月28日12時30分時点の応援購入総額は約1000万円。残り日数は17日。
本体に除菌したいマスクなどのアイテムを入れ、開始ボタンを押すと3分で除菌できるという除菌ボックス「59s」。製造はUV-LED技術製品の分野で、中国市場の約80%、世界市場でも約40%のシェアを占めるShenzhen Uvled Optical Technology。
除菌効果については、中国の試験結果で大腸菌+黄色ブドウ球菌+緑膿菌+カンジダ・アルビカンスに対し、99.9%除菌の試験結果が得られているという。さらに、除菌後の消臭と乾燥できるため、乳幼児の哺乳瓶や衛生用品、子どものおもちゃ、食器、タオルなどを清潔な状態に保てるとしている。リチウム電池内蔵の充電式なので、持ち運ぶことも可能。
目標金額は30万円で、4月28日12時30分時点の応援購入総額は720万円。残り日数は22日。
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