AT&Tのトップが交代する。同社は米国時間4月24日、会長と最高経営責任者(CEO)を13年間務めたRandall Stephenson氏がCEOを退任し、プレジデント兼最高執行責任者(COO)のJohn Stankey氏が、7月1日付けでCEOに就任すると発表した。
Stephenson氏(60歳)は、2021年1月までAT&Tの取締役会長にとどまる。同氏の退任後、独立取締役を新会長として選出する。Stankey氏は、6月1日付けで取締役に加わる。
Stankey氏(57歳)はWarnerMediaやAT&T Entertainment GroupのCEOを務めた経歴を持つ。AT&Tには1985年に入社した。2019年10月に、現職のプレジデント兼COOに就任している。
AT&Tは先週、新しい動画配信サービス「HBO Max」を5月27日に開始すると発表した。
Stephenson氏は、AT&Tで数多くの主要なイニシアチブを指揮してきた。2007年の初代「iPhone」の発売、3Gから4G、そして現在の5Gネットワークにいたる同社のワイヤレスサービスのアップデートなどだ。また、同社の事業をエンターテインメント分野にも拡大した。2015年にはDirecTVを490億ドルで買収したほか、2018年にはTime Warnerを850億ドルで買収している。2011年にはT-Mobileの買収を検討したが、断念した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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