Facebookは米国時間4月20日、新型コロナウイルスの感染が拡大する中でソーシャルディスタンスのガイドラインに従わないことを勧めるようなグループおよびイベントを削除することを明らかにした。この動きは、Facebookを利用して、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるための営業停止や自宅待機命令に対する抗議を組織しようとする米国人が現れていることを受けたものだ。
Facebookの最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏は、Good Morning Americaのインタビューで、ソーシャルディスタンスのガイドラインを無視するイベントは、有害な偽情報であるとみなされ、削除されると語った。
Facebookは、カリフォルニア州、ニュージャージー州、ネブラスカ州で計画された、隔離に反対する複数の抗議活動に関するコンテンツを既に削除したと伝えられている。The Washington Postによると、その他の州で計画された抗議活動に関するコンテンツは削除されていない。それらのイベントが地域の命令に違反していなかったり、ソーシャルディスタンスのガイドラインに従ったドライブスルー形式での抗議を組織するものだったためだという。
Facebookは20日、ソーシャルディスタンスを明確に求めるものである限り、抗議活動に関するコンテンツを同ソーシャルネットワーク上に投稿できるとした。保健指導に従わず直に集まるイベントを計画したり、COVID-19に関する誤解を招いたりするコンテンツは削除される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」