Googleが、物理的およびデジタルのデビットカードを開発中だという。TechCrunchが米国時間4月18日に報じた。決済や購入管理、残高確認用のアプリと連携するという。「Apple Card」に対抗するものとなりそうだ。
Googleの物理的なカードはチップを搭載し、CitigroupやStanford Federal Credit Union(SFCU)などの金融機関と提携するという。このカードをモバイル決済サービス「Google Pay」のベースとする狙いがあるようだ。
Googleは11月、CitigroupやSFCUと提携し、スマートな当座預金口座を消費者に提供すると報じられていた。実現すれば、Googleは人々のお金の使い方に関する貴重な情報を得られる可能性がある。
Appleは8月にApple Cardをリリースしている。
このようなGoogleやAppleの動きは、世界最大のハイテク企業各社が金融サービスの取り組みを大規模に進めていることの現れだ。しかし、このような取り組みには、これまでのシリコンバレーでみられた数々のスキャンダルの影がつきまとうかもしれない。市民や議員、メディアは、プライバシーやデータ収集をめぐるハイテク業界の慣行に監視の目を光らせている。
Facebookの仮想通貨プロジェクト「Libra」は、規制当局による厳しい精査の対象となっている。
Googleは先週、物理的なクレジットカードを作成する計画についてコメントしなかったが、TechCrunchに対し、CitigroupやSFCUと提携していることを認めた。さらなる詳しい情報を「数カ月のうちに」公表すると述べた。
米CNETはCitigroupとSFCUにコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」