アップルは4月16日、かねてより噂されていた「iPhone SE」の新モデルを発表した。4月17日から予約注文を開始し、4月24日に発売する。価格は税別4万4800円(64GB)からと安価だ。
日本では、4インチという女性でも片手で操作できる小型サイズのiPhone SEが根強い人気を誇っており、2016年の発売から3年以上経っても使い続ける人もいるほどだ。しかし、端末スペックやバッテリー寿命などの問題から、高性能な新モデルを待ち望む声は多かった。
そして、ついに待望のiPhone SEの新モデルが発表されたが、それは従来のiPhone SEファンが期待していた「4インチ」のiPhoneではなかった。iPhone 8と同じ4.7インチに変わったのだ。また今回の発表にともない、iPhone 8はアップルのラインアップから外れているため、新iPhone SEは実質、“iPhone 8の後継機種”と考えた方がよさそうだ。
4月16日の朝9時時点で、日本のTwitterトレンドは早速「iPhone SE」が1位となっており、さまざまな意見が投稿されている。
5万円以下という低価格でありながら、iPhone 11にも採用されている「A13 Bionic」チップセットを搭載した端末スペックや、物理ボタンである「ホームボタン」を採用している点には、好意的な意見も多く見られる。
一方で「サイズとデザインにガッカリ」「これじゃない感がすごい。SEが根強く人気なのは4インチだからなのに」「3年以上待ちに待ったiPhoneSEの後継機、それじゃない」「4インチにこだわって欲しかった」といった声も多く、片手にしっくりと収まるコンパクトサイズのiPhone SEを待ち望んでいた人たちは、期待を裏切られる結果となったようだ。
また中には、「もう選択肢は、Rakuten Miniしかない」という声も。楽天モバイルは3.6インチという超小型サイズのスマートフォン「Rakuten Mini」を販売している。もしかしたら、今回の新iPhone SEの発表により、小型のiPhoneは諦めて、他社の小型スマートフォンを探し求める人も出てくるかもしれない。
【アンケート】ついに「iPhone SE」の新モデルが発表されましたが、iPhone 8をベースとした4.7インチとなり、従来の4インチサイズを期待していた人からは悲しみの声も聞かれます。新iPhone SEは「4インチ」がよかったですか?
— CNET Japan (@cnet_japan) April 16, 2020
●待望の新「iPhone SE」にガッカリする人たちhttps://t.co/bfowLyU3B9
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