新型コロナウイルス関連

スタートアップ向けの商標出願支援「エンジェルラウンド」、期間限定で対象企業を拡大へ

 六本木通り特許事務所は4月15日、資金調達前のスタートアップ向け商標出願サービス「エンジェルラウンド」において、5月6日までの期間限定で対象企業をすべてのスタートアップに拡大すると発表した。


 同事務所は、ベンチャーキャピタル(VC)からの調達によって露出が増加していく前に、サービス名について早期に法的保護することを可能にする、エンジェルラウンドを2019年11月から提供している。価格については、リソースの限られたスタートアップであっても大きな負担を感じることのないよう、安価に設定。また、一般に商標出願の手数料は区分数に応じて増額されていくことが多いが、同サービスは手数料が定額なことも特徴だ。

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 新型コロナウィルスを巡り先行きが不透明な現在、長期的な景気の悪化、そして資金調達環境の悪化が懸念されることから、スタートアップの最大の関心事項はランウェイをいかに長くするかにあると説明。支出を改めて見直す中で、今すぐに行わなくても事業が停止になるわけではない商標出願は後回しになることが想定されるという。

 しかしながら、事業が伸び始めた後で他社の先行商標と衝突していることが発覚した際のリブランディングなどの対応コストは100万円を超えることもあり、早期にサービス名の商標登録に取り組むことが長期の視点では合理的だと説明。政府の緊急事態宣言に合わせて5月6日までの期間限定で、エンジェルラウンドの対象企業をベンチャーキャピタル調達前のスタートアップからすべてのスタートアップに拡大したという。

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