新型コロナ対策の外出禁止、ストリーミング映像サービスの利用を増やす--米Comscore調べ

 米国の調査会社Comscoreは、米国でインターネット映像ストリーミング(OTT)サービスの利用が急増している、との調査結果を発表した。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染防止策で、在宅勤務や外出禁止といった措置がとられた影響とみている。

 Comscoreは、コネクテッドTVと、ストリーミングサービス用セットトップボックスおよびスティックを対象として、利用世帯数と視聴時間を集計した。3月前半(3月1日から16日)の数値は、2019年から2020年の1年間でいずれも以下のとおり増加している。

●コネクテッドTV

  • 利用世帯数:+29%
  • 視聴時間:+24%

●セットトップボックス/スティック

  • 利用世帯数:+43%
  • 視聴時間:+16%

 集計期間を2019年3月15日から18日と2020年3月13日から16日に変えて、3月半ばの変化に絞り込むと、増加率はさらに高くなる。

●コネクテッドTV

  • 利用世帯数:+39%
  • 視聴時間:+34%

●セットトップボックス/スティック

  • 利用世帯数:+47%
  • 視聴時間:+20%

 なお、2020年3月1日から16日のデータに基づく、視聴時間ベースの市場シェアは以下のとおり。

  • Netflix:37%
  • YouTube:21%
  • Amazon Prime Video:16%
  • Hulu:12%
  • その他:14%
視聴時間ベースの市場シェア(出典:Comscore)
視聴時間ベースの市場シェア(出典:Comscore)

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