Facebookが、新型コロナウイルスに言及する広告のルールを厳格化し、偽情報や恐怖をあおる情報で利益を得ようとする人たちを厳重に取り締まる方針を打ち出した。今後は、この新型ウイルスによって引き起こされる疾患の治療や予防を保証する広告を禁止するという。
「世界保健機関(WHO)が公衆衛生上の緊急事態を宣言してから数週間がたつが、この間、Facebookはさまざまな方法で同機関の取り組みをサポートすべく尽力している。これには、製品の供給不足を示唆する、確実に治療や予防ができるとうたうなど、新型コロナウイルスに言及し、危機感をあおる製品の広告を停止する取り組みも含まれている」と、Facebookの広報担当者は声明で述べた。さらに「たとえば、『マスクを使えば新型ウイルスの拡散を100%防止できる』などと主張する広告は許可されない」とした。
この新しいルールは、ワクチンに関するデマの拡散を抑制するために2019年に行われた取り組みを踏襲したものだ。Facebookは当時、ワクチンに関するデマを拡散しているグループやページについて、ニュースフィードや検索結果でのランキングを下げる措置を取った。今後、Facebookはワクチンに関するデマを含む広告についても却下することにしており、「ワクチンをめぐる論争」といったトピックに関心を持つユーザーを広告主がターゲットにすることも禁じる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス